ユーザー系SIer企業3社のインターン情報まとめ① -NTTデータ・野村総合研究所・ISID-
はじめに
この記事では、近年非常に人気な業界であるSIer業界の中でもユーザー系SIer企業のインターン情報についてご紹介します。ユーザー系SIerとは、親会社が通信・銀行・商社などであることが多く、その中のシステム部門が独立した会社のことです。
NTTデータや、伊藤忠テクノソリューションズが「ユーザー系SIer」の代表例です。ユーザー系SIerは基本的に親会社のシステムに関わることになるため、銀行なら銀行業務、通信会社なら扱っている通信業務について親会社の業務に関する豊富な知識が求められます。
それでは、ここからはユーザー系SIerとして人気かつ優良企業であるNTTデータ・野村総合研究所(NRI)・電通国際情報サービス(ISID)の3社についてのインターン情報を見ていきましょう。
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NTTデータ
NTTデータは、ITを用いて新たな「しくみ」を創造し、社会や組織の発展をサポートしているNTTグループの会社です。NTTグループの会社だけあって毎年絶大な人気を誇っています。NTTデータは日本最大のSIerであり、多くの日常のあたりまえを想像してきた会社です。また、NTTデータはグループ会社が非常に多いのも特徴的です。
選考フロー
エントリー ⇒ ES ⇒WEBテスト(SPI)⇒ オンライングループディスカッション または 面接動画アップロード
インターンテーマ
ワークショップ型
このテーマでは、チームを組んで、新規システム提案のグループワークを実施します。さらに、システム提案の疑似体験や文理混合でグループワークを経験することができます。
プロジェクト型
このテーマでは、実際に現場のプロジェクトに配属され、プロジェクトの業務を体験することができます。実際に職場に出勤することができるため、営業やSEの仕事、プロジェクトを体験することができます。そのため、SIerについてかなり理解が深まるプログラムとなっています。
日程
ワークショップ型は、
(1)7月12日~ 7月15日 (2)7月19日~ 7月22日 (3)7月26日~ 7月29日 (4)8月2日~ 8月 5日 (5)8月16日~ 8月19日 (6)8月23日~ 8月26日 (7)8月30日~ 9月 2日
プロジェクト型は、
7月下旬~10月末に実施予定であり、5日間~1か月程度となっています。
募集人数
ワークショップ型・・・500人
プロジェクト型・・・・200人
締め切り
応募締め切り日は6月14日12:00です。
本選考への直結度
NTTデータのインターンは参加できる人数がかなり多く、インターンに参加してもあまり内定には直結しないようです。
ですが、企業理解や業界理解には必ずつながるので、興味のある方はぜひエントリーをしてくださいね。
平均年収
NTTデータの平均年収は828万円です。
野村総合研究所(NRI)
野村総合研究所は、お客様の問題を先取りして解決策を導いていく「ナビゲーション」から、具体的な解決策を実施・運用していく「ソリューション」まで、フルラインの一貫したサービスを提供する「総合力」を備えている企業です。野村総合研究所の総合力でお客様の企業価値を高めるのがNRIの使命です。そのためにNRIは、社会・産業・情報技術に関する調査研究活動を通じ、幅広く知見を蓄えており、それを元に未来への深い洞察力を培い、コンサルティングからシステム企画、設計、構築、運用といった幅広い業域を通して、あらゆる問題の解決策を導き出しているといった事業を展開しています。NRIはSIer企業として、企業や社会の金融・産業、人々の暮らしをITで支えています。
選考フロー
エントリー ⇒ ES ⇒ 書類選考
インターンテーマ
ITソリューションコース
このテーマでは、NRIの社員とともにITを活用したサービス検討や課題解決に挑戦します。
セキュリティエキスパートコース
このテーマでは、サイバーセキュリティの最前線で社会を守っているNRIのセキュリティ力を活かし、NRIの社員とともにサイバーセキュリティの最前線で業務を遂行していくといった内容です。
DXエキスパートコース
このテーマでは、データサイエンス/エンジニアリングの最前線で業務を遂行することができます。データサイエンスとAI/DXエンジニアリングのスペシャリストが集結した部署で、業務に携わり、学生自身がスキルを試すことができます。また、第一線で活躍する社員とともに働くことで、多くの知見を得ることができるコースとなっています。
経営コンサルティングコース
このテーマでは、NRIの現場のコンサルタントとチームで議論を重ね、経営課題の解決に取り組みます。
日程
ITソリューションコースは、2022年8月15日~2022年9月16日のうちの1週間で開催されます。
セキュリティエキスパートコースは、2022年9月12日~2022年9月22日の2週間で開催されます。
DXエキスパートコースは、2022年8月15日~2022年9月16日のうちの2週間で開催されます。
経営コンサルティングコースは、2022年7月25日~2022年9月16日のうちの1週間で開催されます。
また、NRIのインターンシップは、実務型のため給与支給があります。給与は1日1万円で、実施日数分の給与がもらえます。そのため、ITソリューションコースに参加した場合、5万円が支給されます。
募集人数
ITソリューションコースと経営コンサルティングコースは約200名の募集があります。
また、セキュリティエキスパートコースとDXエキスパートコースの募集人数は未定となっており、若干名しか募集されないようです。そのため、高倍率が予想されます。
締め切り
ITソリューションコース・・・2022年6月15日
セキュリティエキスパートコース・・・2022年6月8日
DXエキスパートコース・・・2022年6月8日
経営コンサルティングコース・・・2022年6月1日(急いで!!!)
本選考への直結度
NRIのインターンシップの倍率は毎年約100倍といわれています。ただ、NRIのインターンに合格し、参加して優秀だと判定されると早期選考に呼ばれるなどと優遇されるので、野村総合研究所(NRI)のインターンにエントリーしましょう。
また、NRIのインターン社員さんの手厚いサポートがあるので参加できればNRIの企業研究がかなりできると考えられます。ただ、倍率は高いため、インターン選考の段階でも対策が必須です。
平均年収
NRIの平均年収は1215万円です。
電通国際情報サービス(ISID)
ISIDは、「社会が、企業が、直面している未知なる課題に、高度IT技術でアプローチ」しているSIer企業です。
ISIDは主に金融、ものづくり、経営をITを用いて改善・改良している企業であり、
- 高速化、複雑化が進む金融取引市場に対応したアルゴリズムトレード・システムや、金融機関の融資・リスク管理を支えるシステムの開発
- グローバル市場で戦う製造業のものづくりを支え、革新する製品開発ソリューション
- あらゆる企業の経営の要である、財務データや人材データの活用を支えるソフトウエアやコンサルティングサービス
- 顧客体験を起点とするサービスデザインやデジタルマーケティングによる新しいサービス構築のアプローチ
を行っています。
選考フロー
エントリーのみ
( 選考なし)
インターンテーマ
ISID LIVE & Online WORK!
このテーマでは、人間魅力あふれるISID社員はどんな仕事をしているのか、どんなやりがいがあって、どんなものを生み出しているのかを学ぶことができます。
また、ISID社員になったことを想定し、手に入れた情報をもとに選択したアクション(行動・発言)を行い、リアクション(その結果)を受け、 次の選択肢となるアクションが広がるというストーリー展開型ワークを体験できます。ワークが終わるころには他社とは違う【ISIDらしさ】を知ることが出来ます。チームメンバーと一緒に、提示された選択肢から意思決定を繰り返して、プロジェクトを完結させるといったプログラムも組み込まれています。
また、ISIDは「ISIDのプログラムは、参加いただく皆さんそれぞれの新しい発見や気づき、良い出会いの機会となることを目指して企画しています。当社についての理解を深めるだけでなく、提供するコンテンツを通じて得られる学びが、皆さんの視野を広げ、成長に繋がることに期待しています。」というメッセージを公式サイトで発信しています。選考もないですし1日だけなので、ぜひ積極的にエントリーしてみましょう!
日程
2022年7月~12月、2023年1月の期間に随時開催予定で1dayのプログラムです。
募集人数
各回30 ~ 50人未満となっており、たくさん開催されるため多くの学生が参加することができます。参加は先着順なので参加したいと思ったら早めにエントリーしておきましょう。
締め切り
2023年1月31日です。
本選考への直結度
ISIDのインターンに参加しても本選考への優遇は少ないといえるでしょう。
ただ、インターンに参加することでISIDの魅力や事業内容を理解出来、本選考で活かすことができます。特に本選考の最終面接は自己PRをプレゼン形式で行うものですので、インターンに参加してどのような人物像が求められているのかをしっかりと把握しておくことが大事です。
平均年収
ISIDの平均年収は1015万円です。
まとめ
- 今回はユーザー系SIerとして規模が大きい3社のインターンについて紹介しました
- SIerには優良企業が多く、給与も高い場合が多い
- SIer企業は人気なためインターンの倍率も高いが、積極的に挑戦してみる!
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